ちなみに

火曜日の空は僕を押しつぶした。

YAPC::Hiroshima 2024 にスポンサー参加してきた

yapcjapan.org

2/10(土)に開催されたYAPC::Hiroshima 2024に スポンサー枠 で参加しました。

ゴミのような計画性のなさで直前だとホテルが取れなかったので朝一で行って終電で帰りました。 懇親会の途中で出るのはめちゃくちゃ名残惜しすぎたので次は絶対に泊まりたいです。

広島まで日帰りでいけて温泉入り放題の別府市はいいぞ。

出不精

自分は基本は家から出たくないよりの人間です。 久しぶりのオフラインカンファレンスなので、正直なところ広島が来いという気持ちだったが、結果、参加して本当に良かった。 だいたいいつもこういう感じなので無理矢理にでも家を出た方がよい。

気軽な雑談とか、発表者の熱を感じたりとか、現地にいないと体験出来ないことが沢山あって、カンファレンスでしか充電できない何かがある。 id:Soudai さんの発表にあった 計画的偶発性理論 は仕事だけじゃなくて人生も適用されるよなあと思うのであった。 (どうでも良いのだけれど id:Soudai id:Songmu id:SixeightはてなOB大文字Sから始まるソフトウェアエンジニアとして最弱なので頑張っていきたい)

soudai.hatenablog.com

行ってしまったら楽しいので行くのを迷っている人はいったん行ってみるとよいと思います。

高齢化

めちゃくちゃ迷ったのだけれど、ずっとメインのゲストトークを聞いていて、他のトークは録画に託す。 それだけ今回のゲストトークはどれも気になる話題と、発表者の方々でした。 そしてめちゃくちゃ面白くて途中で抜けて別会場に行く予定だった時間も結局席を立てなかった。

これは少しネガティブな話もあって、コミュニティの中で有名なソフトウェアエンジニアの顔ぶれがあんまり代替わりしていない気がしていて、少なくとも自分は新しい世代で活躍している人をあまり知らない。 パネルディスカッションでも感じたが、会話されている内容も昔話に絡めることが多くて、使っている技術こそアップデートされているが、同窓会感は否めない感じがしました。

参加者については初参加の人がかなり沢山いらっしゃったので、業界が高齢化しているということはないはず。 懇親会で知の高速道路が完成していてみんながスターで頭一つ抜けるのが大変になっているという話をしてたしかになという気持ちになった。

別の問題として自分の体力が落ちていて、三連休はほとんど寝て過ごすことになったのも高齢化を感じました。

後悔

今回スポンサーとして参加していて、スポンサーLTの枠をもらっていたのだけれど、めっちゃ普通に会社紹介をしてしまった。 選ばれなくても技術的な話をしてよい枠という認識が出来ていなかったのと、久しぶりすぎてカンファレンスの様子を忘れていたのであった。 諸事情により話す内容をめちゃくちゃ苦慮したので、ふつうに何か技術ネタを話したらよかったのであった。

メタバース」というマーケティング用語はめちゃくちゃ誤解されやすい単語だと思うので「世界を作れるプラットフォーム」を目指しているんだということが言いたかったです。

急速に子供の頃夢見ていた未来が実現しつつ昨今ですが、まだまだ足りないんですよ。電脳どころか電脳メガネすらまだ実現してないんですよ。 もっともっと未来を加速する、思い描いたものをなんでも創りだせる。そんなプラットフォームを作っていきたいです。 いまはまだバーチャルな世界がそこに近いのだけれど、これが現実世界に干渉出来るようになったら、そう思うとわくわくしませんか? それが僕の「お好み」です。

好きを貫く

終始わくわくしっぱなしだった1日だったのですが、やっぱりキーノートの杜甫々(とほほ)さんの発表は胸にくるものがありました。

www.tohoho-web.com

「とほほのWWW入門」といえば我々の世代(今年38です)ではきっと知らない人はいないと思います。 当時、書籍も含めて情報がほとんどなかったウェブの技術を学ぼうと思ったらとほほさんのサイトがもっとも整理されていて分かりやすかったのを覚えています。

そしてものすごいのが現在進行形ということです。新しい技術や、技術以外の趣味の話、それらをいまもどんどん更新されている。 間違いなく偉業なのですが、本人は「なんで続けられるのか」という質問に対して「好きだからとしか答えようがない」とバッサリ。 本当にただ「好き」だから「楽しい」からということが伝わってきて、自分のことじゃないのにとても嬉しい気持ちになりました。

そうなんですよ「好きを貫け」が合い言葉だったはずなのに、いつから「やらなきゃ」になってしまったのか。 もっともっと楽しんでいいんですよ。(ところで元ネタはラルフ・ウォルドー・エマソンということを今回初めて知りました)

機嫌良くそして愉快にやっていきたい!

(別の話題として技術に対する「好き」について自分がそこまで好きと言えないなという劣等感を感じる側面もあります。しかし比べることに意味はないのです。)

結び

スポンサーLTでアドリブでやった「世界を変えている場合じゃない、世界を作るんですよ。」というのを id:onk さんに褒められてめちゃくちゃ嬉しかったのですが、これは id:Soudai さんがゲストトークで紹介された id:onishi さんの「手を動かした人だけが世界を変える」へのアンサーでした。 同じトークで憧れているだけじゃ駄目で越えていくことが恩送りになる(意訳)という話をされていて、それを聞いて自分の憧れている人達へのいまの自分の気持ちを考えたところ「世界を変えている場合じゃない」という言葉が思い浮かんだのでした。

世界を変えた先、世界そのものを作れる時代を僕は見てみたいです。

自己信頼

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