ちなみに

火曜日の空は僕を押しつぶした。

スクラムじゃなくても良かったのだ

この記事は クラスター Advent Calendar 2022 (2枚目) 2日目の記事です。

クラスターではサーバーエンジニアをしている id:Sixeight です。 まだ入社エントリも書いていないのですが、アドベントカレンダーの空き枠があったので慌てて筆を執りました。 1枚目のカレンダーにもエントリーしているので、そちらで入社エントリを書く所存です。

さて表題ではあえて強めの言葉を使いました。

これまで所属していた会社ではスクラムを採用していることが多く、それどころか私自身がスクラム推進派でした。 しかしながら転職してからスクラムのスの字も出てこない環境で働いているのですが、これまでよりも調子良く働いているうえに組織の生産性は高く感じています。 この記事ではなぜそう感じるのかということをさらっとまとめたいと思います。なぜなら突然思いついて時間がないからです。

スクラムとは スクラムガイド によると

スクラムとは、複雑な問題に対応する適応型のソリューションを通じて、⼈々、チーム、組織が価値を⽣み出すための軽量級フレームワークである

と定義されています。

軽量級フレームワークとのことですが、けっこう明確に人々のロールが決められていて、さらにスプリントと呼ばれるタイムボックスの中ではいくつかのイベント(スクラムイベント)を実施する必要があります。 守破離でいう守をかなり徹底されており、スクラムガイドから外れたことは推奨されていません。なぜならうまくいかないから。

日本では猫も杓子もスクラムという感じで大人気(僕の周りだけ?)ですが、ユニコーン企業のひみつ によるとどうやらユニコーン企業ではスクラムなんかやってないみたいです。

ところで、スクラムでは経験主義の三本柱として「透明性」「検査」「適応」を掲げています。みなさんこれを日々意識できていますか。「スクラム」をやることが目的になってしまっていませんか。

スクラムというフレームワークはチーム開発(ソフトウェアと言っていないのがみそ)がうまくいくためのノウハウをそれを知らなくても実施出来るように作られています。 これはまさしく「守」って感じで、そのためにスクラムガイドの教えを徹底するように設計されています。 練度が低いチームがうまくやるためのコツを掴むために導入するというのは非常によいと考えているのですが、そういった「コツ」を意識せずにただただ書かれている通りにやっているだけではある程度しか恩恵を受けられないのではないでしょうか。

ユニコーン企業がやっているのはそういった教えを完全にマスターしたうえで自分達の型を見つけた「離」の段階。 では、我々はどうかというと、今は「破」の段階のいるのではないかと考えています。 個々人、そして組織としてうまくやるためのコツはつかんでいる。そしてそれを着実に実践していると私は感じています。

そして、人が増えて開発組織の規模が大きくなるにつれてだんだんと我々にあった「型」が必要になってきており、少しずつ「離」を目指しているところです。

この記事では感じていることを急いで書いたため具体的なことは何も書いていないお気持ちになってしまいました。 2枚目はまだまだ空き枠があるので、隙を見つけてもう少し深掘りしてみたいと思います。

今日のところはここまでに。ご意見や反論、うちはこういう感じというコメントお待ちしております。(特に回りのスクラム大好きな人たち)

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