ちなみに

火曜日の空は僕を押しつぶした。

王様の耳はロバの耳

在宅勤務になってから、家族以外と雑談をすることが減っている。 最初はそんなに影響はないなと思っていたのだけれど、ふと気づくと心の中にドロドロした膿のようなものが溜まっていることに気づいた。 雑談というのは少しずつ膿を吐き出す役割もしてくれていたらしい。

最近はジャーナリングというのの亜種をやっている。 Googleのマインドフルネス講習のメニューの一つを参考にしていて、問題を整理する前にとにかく感情を吐き出してしまう。

やり方はとにかく簡単。 床屋が穴に向かって叫んだように、おもむろにメモ帳なんかを開いて考えていることを全部書くだけ。

どこまで書くかというと、起こっていることの説明から「ムカつく」みたいな感情まで、頭に浮かんだことを本当にすべてそのまま書き出す。 たったこれだけなのに、これがどうにもスッキリする。あんなに激しかった感情もちょっと穏やかになる。 感情だけに対応するなら「いま自分は怒っている」と頭の中でラベリングするだけでもマシになるらしい。

もう一つ良いことがあって、書くことで感情と事実の区別がつくようになる。 事実が分かるとどうすればいいのかということが考えられるようになるのが大きい。 問題が見えてきたら感情は置いといて根本的な原因を探っていけば自然と解決したりする。 最近は対立解消図みたいなのを書いて整理することが多いけど、問題を整理するいい方法はもっと知りたい。

感情をコントロールするのはまだまだ難しいんだけれど、こういうテクニックを使うと感情とうまくやっていくことは出来る。 床屋のやり方は参考になる。我々は失敗から学べるはずなので書いた内容はうっかり公開しないように。