ソフトウエアアーキテクチャの基礎に出てきた「開発者は炎に向かう蛾のように複雑さに惹かれる。しかし、多くの場合は燃えて灰となる。」心に刻みたい良い言葉。
— Sad Machine (@tomohi_ro) 2023年2月23日
流し読みをしていたところこの言葉が急に突き刺さった。自分も気を抜くと複雑なものに憧れてしまう。 けれども、大抵の場合は単純にした方がうまくいく。ソフトウェア開発だけじゃなくて、ほとんど全てのことに言えると思う。
これは完全に偏見なのだけれど、物事を複雑にしようとするときは権威付けや自分の立場を守るためにやっていることが多い気がする。 つまりすごく邪悪な感じがしてしまう。それかたんに能力が足りないのか。
そういう人が固執する「複雑さ」はクネビンフレームワークみたいなやつだと「煩雑」の範囲であって、すでに分かっている答えを自分たちだけが扱えるように見せかけの複雑さによって覆い隠しているだけだと思うのです。 能力が足りない場合は「無秩序」かもしれません。しかし、本人たちはそれを優秀のあかしだと思っているのでひどく滑稽に見えます。
ソフトウェアエンジニアとしては1行もコードを書かずに問題を根本的に解決出来るならそれがベストで、複雑なだけでなんの問題も解決しないコードを書いたところで意味はないと思うのです。
まあなんというか複雑にしたがる人たちに対して思うところがありますという話でした。自戒もこめて。