こちらは クラスター Advent Calendar 2022(1ページ目)の19日目の記事です。
昨日は @MIRINPR さんの「# メタバース空間で「におわせ写真は撮れるのか」を検証しました」でした。 現実でもにおわせなんてやったことがないウブな人間なので、バーチャルの世界であってもドキドキしてしまいました。
はじめに
クラスター株式会社でソフトウェアエンジニアとして働いている id:Sixeight です。 私は2022年の8月に入社してこれを書いているときはもうすぐ5ヶ月というところです。 だいぶ仕事にも慣れてきたので入社エントリーとして仕事の様子などを書いてみようと思います。
普段は大分県別府市から働いていて、遠方から働くことについては別のブログも書いているので参照いただけると幸いです。
転職のきっかけ
前職ではキャリアでは初めてエンジニアリングマネジャーとしてマネジメントの仕事をしていました。これまでは自分でコードを書いてないとものづくりに関われていないという意識があったのですが、どうやればチームの生産性が上がるのかということを考えることはものづくりには欠かせない仕事なんだという視座を得ることが出来ました。
忙しくも充実した仕事をさせてもらっていたのですが週一の出社が必須だったこともあり、家庭内で九州への移住の話が上がったタイミングで転職を視野に入れはじめました。いくつかカジュアル面談を受けて情報収集したあとは、前職に残れる可能性を模索していてしばらく転職活動はせずにいました。
ところで2021年の年末に当時の同僚におすすめされて Meta Quest 2 を購入しました。おもちゃのつもりで買ったのですが、初めてHMDを被ってみたところそこにはもう一つの世界があったのです。なぜいままで触れてこなかったのかととても後悔しました。
友人である id:htomine さんや、はてなつながりで知っていた id:r_kurain さんが働いているということで クラスター株式会社 の存在はしっていて、cluster というサービスがあることも知っていました。しかし正直自分のキャリア的には貢献できることがないだろうと思っていたのですが、初めてのVR体験のあとから急になんとかして関われないかという気持ちが沸いてきたのです。飲み友達だった id:shiva_duke さんが入社したというのも後押ししました。(彼の 入社エントリー もぜひ!)
カジュアル面談で id:r_kurain さんからサーバーサイドの知識で十分貢献できること、メタバースプラットフォームでやっていることはUGCサービスと共通点があるということを教えていただきました。それならこれまでやってきたことと地続きだし、いま挑戦しないと後悔しそうと思って飛び込むことにしました。
どんなことをしているか
さて実際に入社してみてどんなことをしているかというと、基本はサーバーサイドのコードを書いています。私が所属するチームではUGCコンテンツをユーザーが販売出来るストア関連の開発をしていることもあり、何の変哲もない普通のREST APIを書いています。本当にいままでとやっていることがあんまり変わらない。たまにフロントエンドも触っていますが、それも含めてまんまWeb開発です。入る前にイメージしていたリアルタイム通信を扱えないとやっていけないという雰囲気では全くありませんでした。
もちろんユーザーがバーチャルな体験をする部分では MQTTというプロトコルを使ったリアルタイム通信 のコードをばりばり書いていてぜんぜんWebとは違う開発をしているのですが、前述のようにそれ以外でやれることはいくらでもあって、これまでWeb開発をしてきたエンジニアでも貢献できるところはたくさんあります。
私も将来的にはリアルタイム通信を行うような開発もしたいを考えています。自分の得意な領域を持ちつつもいろんなことに挑戦することが推奨されている環境なのでものすごく手を挙げやすいです。
雰囲気
会社のバリューとして掲げられている「加速」「挑戦」「リスペクト」は社内に浸透しているのを強く感じます。
ちょうど今日投稿された 同僚の記事 (すごく伝わってくる記事なので是非読んでください!) でも言及されているとおり、いろんなものを加速していこうという空気を強く感じます。これはただ速くリリースするというところだけではなく、改善のサイクルを回して全てにおいて文字通り加速させようという空気です。そのために様々な「挑戦」が推奨されていて、失敗と改善を繰り返しながらさらに加速するにはどうすればいいのかと試行錯誤しています。
「加速」と「挑戦」だけが推奨されていると過度にストレッチした目標ばかりで殺伐としてしまいそうな気もするのですが、そこはうまく出来ていて3つ目に「リスペクト」を掲げています。今時どの会社でも掲げているような文言ではあるのですが、1つ明確に他と違うなと感じるところはオタクとしてのリスペクトが根底にありそうという点です。分かり易いのでオタクという言葉を使いましたが、みんな何か好きなものがあってそれに誇りを持っているということをオタクと表現しています。そしてその好きなものを尊重しあっている感じがあります。仕事の前の個人としての趣味趣向を尊重しあっているからこそ、より仕事でのリスペクトも強いといういいサイクルになっている様に感じます
好きなものについて語ったりするのでみんないつ働いてるんだというくらい Slack でのコミュニケーションが盛りあがっていますが、そんな中でも成果物はばんばんでていて本当にみんないつ働いてるんだ。(もちろんちゃんと働いてます!!!!!)
アジャイルな開発
この辺りのことを書こうと思っていたのですが、単独で切り出した方がいい気がしてきたので、ここでは予告まで。あとできっと書きます。きっと。
今後の展望
ミッションである「人類の創造力を加速する」ためにはクリエイターが活動を楽しく継続できる環境が不可欠です。現在はそういったクリエイターエコノミーを作っていくチームに所属していることもあって、まずはクリエイターの体験を最高にする開発をどんどんやっていきたいと思っています。クリエイターのみなさんに喜んで貰えると自分も嬉しいし、周り回ってclusterというプラットフォームに参加する全てのみなさんが楽しく過ごせる世界になっていくと私は考えています。
「どんなことをしているか」でも少し書いたのですが、いずれはclusterという世界そのものを扱っている room server にも関わっていければと考えています。MQTTでやり取りされるデータが世界を形作っていると考えるとなんかわくわくしませんか。MATRIXでネオに見えていたのがMTQQのメッセージってことですよ(早口)。しかしながらリアルタイム通信についてはほとんど経験がないのでまさに「挑戦」になりそうです。
最後に 11あるカルチャー の中で私が一番好きな1つを掲載して終わろうと思います。
「全力で仕事を楽しみ、しっかり稼いで幸せになろう」
仕事は楽しみたいし、稼いでないと楽しみは持続しない。 自分の生き方にも通じるこの考え方を貫いていければと思います。
クラスター株式会社は一緒に cluster を開発するメンバーを積極採用中です。仕事を楽しみたい、新しい世界を使って人類の創造力を加速したい。そんな人はぜひ気軽にお声がけください。