やらないといけない事があってずっと家に居たけど、めちゃくちゃいい天気なので気分転換に散歩にでた。哲学の道まですぐという家はこういう時にべんり。しばらく疎水沿いに歩くも暑くつ暑くて、南禅寺まで行くつもりが途中で引き返した。
鹿々谷通りを歩いてたら、泉屋博古館に辿り着いて、いつも外からしか見てなかったので入ってみる事にした。外にある庭はちゃんと手入れされてて美しい。
水墨画の展示をやってて、山水画とか好きなので楽しんで眺めてた。八大山人のはかなりよくて、シンプルなのに魅せてくる。あと動物の目が全部白目寸前みたいなのもやばい。
山水画に宮廷かなにかを混ぜ込んだやつがパース狂いまくりで不安定な気分になったり、これは下手くそなのではというのもあったが、多分ふつうにうまいのだと思う。
一番最後に展示されてた、王楚珍という人の草花郡蝶図に圧倒されて、こんな昔にこんな絵を描ける人がいたのかと衝撃的だった。色づかいも構図も、いまはやりのイラストレーターという感じ。カラーというだけで印象的なのに。
出たところに水墨画を試せるコーナーがあって、やってみたけどめちゃくちゃ難しくて、やっぱりすごいという、ことを実感した。細かい線を描くのも難しいし、濃淡が思うように出ない。
ここに置いてあったボードは水でなぞると墨っぽくなるけど、乾くと消えるというやつで、気軽に試せてよい。
他にも手作りツイッターあったりして遊び心がある。
青銅器の展示もあったけど、時間がなかったのでさっと見て撤退。涼しいし人少ないしで穴場なのではと思いました。