ちなみに

火曜日の空は僕を押しつぶした。

記憶と専門外

工業高校の出身なので電磁気学をわりと真面目にやっていて、大学でも電子工学をやっていたはずなので、他の学問をやっていた人よりは詳しいはずである。 しかしながら、私の脳はゴミなのでやったことをほとんど覚えていない。

どちらかというとソフトウェアの方に興味が沸いてしまって、現在に至るまでそれは変わっていない。 ご飯もソフトウェアエンジニアとして稼いだお金が食べている。 (かといって別にコンピュータサイエンスに秀でている分けでもなくてむしろ無知に近いので威張れることではない)

最近、オーディオ沼方面への興味が強く、情報を追いかけているのだけれど、オーディオ機器というのはまさに自分の専門(だった)分野の範囲が活きるところのはずなのである。 もちろん音響工学はまた違った部分なのでそういうところの知識は全くないのは前提。

しかし、最初に挙げたとおり、何も覚えていないのである。

ということでちょっとずつ電磁気学、特に交流回路辺りを復習しているのですが、なかなかに難しい。 やっていくうちにだんだん思い出すところもあって、高校のころの先生は厳しかったなとかそういう付属する記憶も思い出してくる。 記憶の仕組みもあんまり詳しくないのだけれど、個別に保存されているというより、いろんな記憶が紐付いているんだなという実感が出来る。 暗記するときに別のものに例えたりするのはこういうことかと。 (実はまと外れなことを言っている可能性もある)

こういう感じで、自分の専門分野じゃないところは自分が体感したものが絶対となってしまうので、オカルトともとれるさまざまな迷信がまるで真実かのように語られている。 自分が体感したことは本人にとっては真実なので、対立した意見は絶対にわかり合えない。たとえそれが事実と違っても。

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こういうのを読んでいると趣味なんだから自分が満足するならそれでよくてお互いに他人に押しつける必要はないでしょとは思うのであった。 (私は曲がりなりにもエンジニアなので科学を信奉する立場です。念為。)