土曜日に開催された「新しいLinuxの教科書」を読む会 大阪に参加しました。
東京の方に開催場所を見ずに間違えて申し込んでいたところ、著者の @mollifier さんが大阪でもやるのでそちらでいかがですかと、開催いただくことになったありがたすぎる勉強会でした。 大阪の方は共著者の @ozuma5119 さんは大阪への参加は難しいとのことだったのですが、なんとふつうの参加者としていらっしゃっていました。参加者一覧見ていなかったのでびっくり。 ちなみに本が発売されたのは昨年なのですが、新年度で Linux を始めるにはちょうどいい季節だろうということで開催にいたったそうです。
内容は本を最初から読みつつ、気になったところを都度会話するというエクストリームリーディング形式。 適度に著者のお二人が話題を振ってくださったので、話題がなくなることはなく終始楽しい雰囲気で進行していました。 自分で書いた本だし、読書会も二回目で、何度も読まれているはずなのに、楽しそうにいろんな話題を話してくださるお二人が終始格好よかったです。 僕はというものの、実は買ったものの積んである状態だったので、行きの電車で慌ててざっくり予習したという体たらくでした。
記憶に残っていること
書籍について
文体が変わったり、内容が被ってたりが嫌なので、「構成と下書き」と「清書」に分かれて分担したというのがなるほどという感じだった。
シェルについて
著者の間で、bash
と zsh
のどちらがいいのかで対立が起きていた。zsh
はぬるぬる感が気持ち悪いらしい。
シェルスクリプトを書くには向いてないので tcsh
は絶対にやめましょうというのは意見が一致していた。
tcsh
ではどうしても出来ないことがあって、なかで bash
起動するという話はいい話だった。
Windowsのターミナルエミュレータは何がいいのか
激論になってたけど結局好みという感じを受けた。bash
どうなんだろ、SSH出来るならそれで良さそうな気がする。
補完の話
意外と知られていないことがあって、僕なんかは補完ないと何も出来ないので逆にすごいという気持ちに。 ただ、一度入力したことは二度と入力してはいけないという域には到達出来ていないので、まだまだ精進が足りない。 やることなすこと非効率。
リダイレクト失敗
cat list | sort > list
こういうのしたくなるけど、リダイレクト先として生成された空のファイルが cat
されるので、結果は空になるよねという話。気を抜くとやりがち。
ロングオプションの省略
ロングオプションは一意に特定出来るところまで省略出来るというのが書いてあって、知らなかったので驚いた。 一見良さそうと思ったけど、よく考えるとどこまで省略出来るのか分かりにくいし、履歴に残すときも全部残ってる方が良さそうなのであまり使わ無さそう。
空ファイルの作り方
touch
を使う方法が紹介されている。他にも以下のような方法があるよねという話をしていた。
touch
が無難そう。
cat /dev/null > hoge echo -n '' > piyo
less
Mark 使えるの知らなかった。
昔は more
というのがあってというのに対して、今もあるとというツッコミ。
末尾に到達したときに終了するの less
でもオプションで出来るし、more
使う理由ないのではという感じだった。
ただ、-e
でも -E
でも more
とちょっと挙動が違うので全く一緒の動きにはならない…?
シンボリックリンク
みんなシンボリックなんか使ってるんですかという問いかけに、いろいろ例が出てきていた。
xenv系のバージョン切り換えるのとか、Apache とかの sites-enable
みたいなのとか。
find
-name
とか -type
とかよく使うけど、他にも条件いろいろあってべんりという話をした。
あと話してないけど、アクション使うのいつも忘れがち。
which
デモで出てきた which
には --read-alias
というオプションがあって alias | which --read-alias
みたいな感じのことをしていて、なんかすごいとか話してたけど、そんなオプションみたことなかった。
ディストリビューションによっては用意されてる…?デフォルトで alias
も見に行ってくれるものだと思ってた。OSXだと以下。
$ which ls ls: aliased to ls -G
nethack
nethackについて熱い解説があった。CentOSにはパッケージないみたいなので、Ubuntu で nethack-console
パッケージを使うとよい。
初期の職業はバルキリー選ぶのが吉とのこと、バーバリアンがいいのかと思ってた。
最後は店主殴って秒殺されて終了
進捗
7章のテキストエディタのところまで進んだのだけれど、個人的には盛り上がりそうだったので8章の設定の話に入れたら嬉しかった。次が開催される可能性は低いとのことで残念。
どうしても円周率が60桁欲しいときは echo 'scale=60; 4*a(1)' | bc -l #新しいLiunxの教科書
— Nishimura Tomohiro (@tomohi_ro) May 21, 2016
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