ちなみに

火曜日の空は僕を押しつぶした。

ふりかえるを壊しました

f:id:Sixeight:20160217031521p:plain Our Apps - Pixite Apps

今日の 壊しました をふりかえります。

2014年5月ごろから2015年2月ごろまでの間、今日の壊しましたというタイトルで平日は出来るだけ毎日ブログで日記を更新していました。 その日の出来事などをけっこう赤裸々に書いていて、いま読み返すと精神面の良し悪しもなんとなく分かる自分としてはいい記録になっていたなあと思います。

この日記に毎回 Instagram で撮った写真と、その写真を Pixite のアプリを使って加工したものを2枚セットで掲載していました。 今日は自己満足のためにもっともお気に入りの4枚を再掲しつつ、改めて Pixite のすばらしいアプリについて紹介しようと思います。

ふりかえる自己満足

sixeight.hatenablog.com

色合いがお気に入りで、Matter をもっともうまく使えた1枚。 河原町丸太町辺りの橋の上から撮った鴨川だったと思う。

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解体中のビルを撮ったもの加工したもので、壊されている途中の無骨なビルと四角がうまくあってて気に入っている。 おじさんがのところだけ綺麗に区切られているのは意図的だったのか偶然だったのか覚えてない。

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これも色がよい。基本的には色が良いのが気に入っている気がする。 元の鴨川の写真も濃くていい色になっていたからこそ、こういう感じになったのだったと思う。

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今見るとそんなに良いとは思ってないのだけれどこれは取り上げておきたい。 比叡山の山頂から撮った琵琶湖の写真で Mextures のテクスチャがいい感じにあたったやつだった。 Fragment の公式に取り上げられて 2,400 like を叩きだして2014年の承認欲求を完璧に満たしてくれた。

自己満足を支える技術

だいたいは Pixite 社のアプリを使って、一部他のアプリを使っている。 何が特徴かというと、最高のセンスをシステムによって素人が iPhone の小さな画面のなかだけで追従出来る点だと思います。 ちょっと空き時間に片手でささっと作れて自己満足にひたれるので、めんどうくさがりで飽き性の僕でもそれなりに続けられていました。

使っていたアプリを紹介しますが、Pixite のアプリは他にも出ていて、どれもだいたい最高なので気になるものをぜひお試しください。

愛すべき Pixite のアプリたち

f:id:Sixeight:20160217035250p:plain Tangent - Reimagine your photos

Tangent は写真に好きなフレームといい感じのパターンを流し込めるアプリで、下地を作るのに使えます。 単体で使うにはセンスが要求されがちですが、下地としてちょっと加工して使ったり、最後に味付けをするのに使っていました。

f:id:Sixeight:20160217035708p:plain LoryStripes - Add a new dimension to your photos.

LoryStripes はなんかどっかで見たことあるようなお洒落な線がひけます。 これもめちゃくちゃセンスが問われるので使いドコロが難しいのですがうまくハマるといい味を加えてくれます。 うまくハマるような構図で写真を撮るのも重要かもしれない。

f:id:Sixeight:20160217035931p:plain Union - Combine your photos in unique and creative ways.

Union は画像合成用のアプリで、加工した複数の画像を組み合わせることでより凝った加工を行うことができるようになります。 マスクを書くのも iOS で操作しやすいように作られていて、時間をかければ人物などを綺麗に切り抜いて合成とかも出来る。 ルールとして1写真のみを使うということにしていたのであんまり使いどころがなかったのですが、例えば1つの写真の中で一部のオブジェクトだけを切り抜いて、そこだけ別の加工をするために使ったりしていました。

f:id:Sixeight:20160217040317p:plain Matter — Add 3D Objects to your Photos

Matter は写真にいい感じに3Dオブジェクトを置くことができるアプリで、その場に存在しているかのようにうまく合成してくれる。 3Dオブジェクトとして置くのはセンスがなくてうまく扱えなかったので、ワイヤフレームにして立体感のある線を引くのに使っていました。 アニメーションとかにもしてくれるので使い方によってはおもしろいのが作れます。

f:id:Sixeight:20160217040634p:plain Fragment - Prismatic Photo Effects.

そして Fragment は僕が一番使ったアプリで、画像をお洒落なエフェクトをかけることが出来ます。 エフェクトと言っても色をかえたりとかそういう感じではなくて、画像を壊すという言い方が自分のなかでしっくりきています。語彙がない。 百聞は一見にしかずで、サイトのサンプルなどを見ると理解いただけるかと思います。 基本的には加工のメインのこのアプリを使って大枠を作っていきます。色もこの行程でつけることが多かったように思います。

その他のすばらしいアプリたち

f:id:Sixeight:20160217041239p:plain Mextures

Mextures は画像にテクスチャを加えることが出来るアプリです。とにかくお洒落なテクスチャが揃っているので適当に選んで加えるだけでぐっと完成度が増します。 僕の場合はだいたい Fragment に渡す前にテクスチャを加えておいて、テクスチャごと加工するのが得意技でした。

f:id:Sixeight:20160217041550p:plain VSCO

お洒落女子のみなさんが Instagram にあげる写真を加工するのに使ってるイメージの VSCO。昔は VSCO cam って名前だったような気がするけど変わったのかしらん。 用途としては仕上げに使うという感じで、加工した画像を VSCO に渡して色味の調整を行っていました。 偶然に頼って作ることが多いのでそのままだとけっこうきつい色合いになっていることが多くてちょっとマイルドにするのに使っていました。

組み合わせ

これらを組み合わせて写真を加工していくわけですが、アプリ間のデータ共有方法には2つあって使い分けます。

  • Share Extension を使ってアプリ間でデータのやり取り
  • いったん保存して開き直す

Share Extension を実装している場合は簡単にやり取りが出来るのですが、対応していない場合もあるので保存も使います。 保存はバックアップの意味もあるのでやり取りとは関係なくこまめにやってはいました。 また、同じアプリで2回加工したい場合もいったん保存する必要があるので、意外と保存していることが多かったように思います。

使い方を知る

まずは各アプリの公式アカウントの Instagram の投稿を見るのがよくて、よい作品をみまくれる。 そしてここに取り上げられるのを目標にすると良さそう。

f:id:Sixeight:20160217044933p:plain

そして、次に注目すべきはハッシュタグで、文化的にその投稿に使ったアプリの名前を入れることが多いように思う。上の例だと #fragmentapp #matterapp #mexturesapp #vscocam となっている。 これをみつつ知らなかったアプリを知ったり、どうやって作っているのかを想像したりすると捗ります。

ふりかえり

本当に iPhone があればシュッと加工出来るのに、素人でも失敗しにくくてかっこいい加工が出来るように作りこまれたアプリたちなので、加工するのが楽しくて、飽き性なはずなのにけっこう続いていました。 いいのが出来ると見せたくなるので、結果的に無理やり日記を書くことになっって、継続的に日記を書いていたし、加工するために写真も意識的に撮っていていい循環になっていたように思います。

だいたい朝の通勤中のバスの15分で画像を作って、オフィスの自分の席までの徒歩5分くらいで日記を書いていて、ひたすら時間がなかったので飾った文章が書けずに自分の言葉で日記を書けていました。 これもよくて、今だとちゃんとした文章を書こうと思ってしまってなかなか日記も書けずに更新しない状況が続いてしまっていて、全く記録がつけられていません。 僕は記憶力が本当に弱くて昔の出来事や、自分の感情、何を考えていたのかなんかをすぐに忘れてしまいます。 自分の軸も定まっていないので考えがころころ変わっていることもあって、日記を読みなおして、そんなことを考えていたのかと驚かされることもしばしばです。

なんでもいいのでまた日記を再開して、弱い記憶を補えるようにしたいなと考える今日この頃なのでした。