ちなみに

火曜日の空は僕を押しつぶした。

伝える

人に何かを伝えるのが苦手だ。きっと相手のことを考える能力に欠けている。どうすれば伝わるかが分からなくて、自分の言葉で話してしまう。よく自分の言葉で話せって言われるけど、多分「自分の言葉」の定義が僕だけの単語になってるから、この文章も意味が通じてないと思う。つまりは相手とコンテキストを共有するのが苦手なのだ。大学の講義じゃないんだから、伝えようとするなら、相手のコンテキストに合わせる必要があると思う。こちらのコンテキストなんか相手はしったこっちゃない。聞いて貰ってるんだからちゃんとした方がいい。ちゃんとするも僕の単語なので、多くの人には伝わらない。そうか、コンテキストには語彙も含まれるのかと気づく。語彙とは物の見方だと思ってる。植物、花、桜。同じものを違う言い方で伝えてる。そうすると沢山の角度から同じものを見ている人は上手く伝えることができるように思えてくる。ここで相手のことを考える能力の話に戻ってくる。あの人ならどう見るか、どう考えるか。普段からそんなことを考えている人は、同じ物事をいろんな人の角度、この文章でいうコンテキストから見ている。そういう人は伝えるのがうまい。またそういう人の話を沢山の聞いている。聞かないとどう考えるかというモデルを作れない。そろそろ珈琲がなくなるので、伝えるということは聞くということなのだと強引に結びたい。

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