ちなみに

火曜日の空は僕を押しつぶした。

SIGNALISはいいぞ

https://rose-engine.org/press/sheet.php?p=signalis

年を取るごとにだんだんゲームをやる集中力がなくなっていて、前半ちょっとやったらすぐにやらなくなってしまうということを繰り返した結果、最近はそもそもゲームをやらなくなっていました。

そんななか Steam Deck をうっかり買ってしまったので、Steam のゲームを漁っていたところめちゃくちゃおもしろいのに当たってしまったので紹介です。

www.youtube.com

とりあえずトレイラーを観てくれ。気に入ったらこんなの読んでいる暇はないのでやってくれ!

SIGNALISはバイオハザードサイレントヒルなんかをリスペクトした古き良さを取り入れた新しいサバイバルホラーです。 ドイツの2人組 が作っているいわゆるインディーゲームですが、SteamだけでなくSwitch、PS4などでパッケージ版も出ていて、日本語翻訳もされています。 (ジャンプスケアとか幽霊的な怖さはないので嫌いな人も安心)

恒星間航行が可能になった遠い未来、太陽系のじゃない惑星系。 ソ連的な全体主義感、ドイツ語、中国語、キリル文字なんかが混ざった感じ。 ゲシュタルト(人間)とレプリカ(アンドロイド)。 そこにクトゥルフの要素を足したコズミックホラーな舞台。 めっちゃ好きな感じのSFです。

墜落した宇宙船で主人公のエルスター(レプリカ)が目覚めるところから物語が始まるのですが、最初は説明もなくてゲームを進めていくうちに得た情報や、入手できるフレーバーテキストで状況や話の筋が見えてくる仕掛けになっています。 そして謎につぐ謎、伏線に次ぐ伏線という感じでわくわくしつつ、いっさい伏線を回収しないのでクリアしても何も分からないです。分からないので無限に考察が出来る感じ。 マルチエンディングで3つのエンディングと隠しエンディングが1つありますが、全部みても何も分からないどころか謎が深まります。

ゲームプレイはサバイバルホラーらしくストレスフルで戦闘では華麗な立ち回りは難しくてはハラハラしてしますがそれがまたよし。 アイテムは6つしか持てず、捨てることも出来ないのでリソース管理に頭を悩ませることになります。イベントアイテムを見つけたのに持てなくて来た道を往復するなんてこともしばしば。

謎解きも世界観にマッチしたものしかなくて、突然謎の石像が現れたりとかそういう興ざめなものはないのもポイントが高い。 無線機を使ったギミックは独特で、謎解きにも使うし、戦闘にも使うし、ストーリーとも絡んでくるのでめちゃくちゃ良かったです。音もいい。

死の島

グラフィックはあえてのローポリとドット絵感のあるテクスチャでレトロな感じですが、それもまた創造力をかき立てられて作品の世界観にマッチしています。 音楽やSEも良質で世界観にあった雰囲気を作ってくれているし、印象的に使われているショパンの海だれと、ベックリンの死の島がいいスパイスになっています。

グラフィックはレトロな感じですが、表現はけっこうモダンで、効果的にグリッチを使っていて僕は大興奮。 カットシーンはエヴァンゲリオンにこんなシーンありましたっけと思ってしまうような演出でアニメ好きにもウケそう。

あと百合です。(僕は百合に特別な感情はない)

本当におもしろくて、ストーリーもめっちゃ気になって考察が捗るし、カットシーンは何度でもみたい感じだし、とにかくおすすめです!!!

store.steampowered.com

スクラムじゃなくても良かったのだ

この記事は クラスター Advent Calendar 2022 (2枚目) 2日目の記事です。

クラスターではサーバーエンジニアをしている id:Sixeight です。 まだ入社エントリも書いていないのですが、アドベントカレンダーの空き枠があったので慌てて筆を執りました。 1枚目のカレンダーにもエントリーしているので、そちらで入社エントリを書く所存です。

さて表題ではあえて強めの言葉を使いました。

これまで所属していた会社ではスクラムを採用していることが多く、それどころか私自身がスクラム推進派でした。 しかしながら転職してからスクラムのスの字も出てこない環境で働いているのですが、これまでよりも調子良く働いているうえに組織の生産性は高く感じています。 この記事ではなぜそう感じるのかということをさらっとまとめたいと思います。なぜなら突然思いついて時間がないからです。

スクラムとは スクラムガイド によると

スクラムとは、複雑な問題に対応する適応型のソリューションを通じて、⼈々、チーム、組織が価値を⽣み出すための軽量級フレームワークである

と定義されています。

軽量級フレームワークとのことですが、けっこう明確に人々のロールが決められていて、さらにスプリントと呼ばれるタイムボックスの中ではいくつかのイベント(スクラムイベント)を実施する必要があります。 守破離でいう守をかなり徹底されており、スクラムガイドから外れたことは推奨されていません。なぜならうまくいかないから。

日本では猫も杓子もスクラムという感じで大人気(僕の周りだけ?)ですが、ユニコーン企業のひみつ によるとどうやらユニコーン企業ではスクラムなんかやってないみたいです。

ところで、スクラムでは経験主義の三本柱として「透明性」「検査」「適応」を掲げています。みなさんこれを日々意識できていますか。「スクラム」をやることが目的になってしまっていませんか。

スクラムというフレームワークはチーム開発(ソフトウェアと言っていないのがみそ)がうまくいくためのノウハウをそれを知らなくても実施出来るように作られています。 これはまさしく「守」って感じで、そのためにスクラムガイドの教えを徹底するように設計されています。 練度が低いチームがうまくやるためのコツを掴むために導入するというのは非常によいと考えているのですが、そういった「コツ」を意識せずにただただ書かれている通りにやっているだけではある程度しか恩恵を受けられないのではないでしょうか。

ユニコーン企業がやっているのはそういった教えを完全にマスターしたうえで自分達の型を見つけた「離」の段階。 では、我々はどうかというと、今は「破」の段階のいるのではないかと考えています。 個々人、そして組織としてうまくやるためのコツはつかんでいる。そしてそれを着実に実践していると私は感じています。

そして、人が増えて開発組織の規模が大きくなるにつれてだんだんと我々にあった「型」が必要になってきており、少しずつ「離」を目指しているところです。

この記事では感じていることを急いで書いたため具体的なことは何も書いていないお気持ちになってしまいました。 2枚目はまだまだ空き枠があるので、隙を見つけてもう少し深掘りしてみたいと思います。

今日のところはここまでに。ご意見や反論、うちはこういう感じというコメントお待ちしております。(特に回りのスクラム大好きな人たち)

合わせて読みたい

blog.nishimu.land

ATH-CC500BTは良いぞ

www.audio-technica.co.jp

これまで Shokz の骨伝導イヤフォンを愛用していて、Aeropex、OpenRun Pro と使ってきたけど、オーディオ機器の老舗であるオーディオテクニカが軟骨伝導という仕組みのイヤフォンを出したということで購入してみました。 発売したときにノイキャンヘッドフォンを買ったばかりだったので躊躇しているうちに品切れになってしまって入荷待ちだったのが今日やっと到着。

ファーストインプレッションとしてはだいぶよいです。

まず骨伝導だと音量を上げるとビリビリと物理的に震える感じがあったのであんまり音量を上げられなかったのが、こちらだとまったく震えないので音量を上げ放題。 音楽を聴くときにはそれほど大きな音は不要なのですが、ミーティングなどで人の声を聞くときは聞こえにくい場合もあるので困っていたのが快適になりました。 OpenRun ProだとマシですがAeropexだと聞こえなさすぎて装着位置をずらしてみみをふさぐ形で使っていて骨伝導の意味とはとなっていたので大進歩。

そして音楽ですが、すごいことにまともに聴けます。さすがオーディオテクニカ。 Shokzだと人間の声は聞こえるけど音楽を聴くにはやっぱりちょっと物足りなくて、あんまり耳のよくない自分でも別のヘッドフォンを使っていたのですが、こいつだと普通に聴ける。 そりゃ良い機材使っている耳のいい人からするとそんなに良い音ではないのかもしれないですが、ながら聴きするくらいならこれで十分という感じです。

Shokzの製品も好きなのですが、いまから耳をふさがないイヤフォンを探している人には ATH-CC500BT は大変おすすめです。

ミルクコーヒー

福岡にある FILTER SUPPLY というお店のコーヒーが見た目も味も好きで買っているのですが、夏なので冷たい牛乳で飲めるやつを買ってみました。

hifiltersupply.stores.jp

牛乳500ccにパックを投入して12-14時間冷蔵庫で放置すると完成する。

ただし、パックが浮かんでくるので1回目に作ったときは対策をしてなくていまいち味が出きっていない感じになってしまって物足りなくなってしまった。 何か棒的な物で押さえて沈めておくと14時間くらいでめちゃくちゃ美味しくなったのでおすすめです。うちは菜箸で押さえておきました。

基本は暖かい珈琲の方が好きで夏でもホットで飲んでいるのですがたまには冷たいのありだなと思った夏でした。

hifiltersupply.stores.jp

玄関周りの改善

別府市に引っ越してから、生活を快適にしようといろいろとガジェットを導入している。 その中でも玄関周りが特に快適になっているので紹介します。

まずはスマートロック。

前々から気になっていた Qrio Lock を導入しみました。

qrio.me

オートロックとハンズフリー解錠が便利で鍵を使うことがまったくなくなりました。 もちろん物理的な機構を使っている限り、トラブルで開かなくなることもありえるので物理鍵を完全に手放せる訳ではないのですが。

オートロックは家側にもセンサーがついていて確実にしまったことを確認してから締めてくれるので、ドアがしまってないのに鍵が回ってしまうことはありません。 ただし、逆に反応しないことが多々あって何度か締め直すことがあるのででここはストレスポイント。もうちょっと精度が上がったほしい。

ハンズフリー解錠は家から一定以上離れてから戻ってくると家の前で立ち止まったタイミングで鍵を開けてくれる。 この一定以上離れてからというのがあるので、出かけている途中で帰ってきたと判定されて開いたりはしないので安心。 また、高さとかも見てくれているらしいので、別の階にいるときに開いたりとかもしないのが助かりです。

ただし、たまに反応してくれなくて家の前で待ちぼうけをくらったり、逆に早すぎて廊下を歩いているときに開いたりしている。 「立ち止まったら」という条件がちょっと怪しい感じがするのでここも改善されたいです。

ちなみに一定以上離れるということは例えばゴミ捨てなんかでちょっと出かけるときとかはハンズフリー解錠が機能しない。 この時はアプリを起動して手動で開ける必要がある。さらにオートロックと組み合わせると閉め出される可能性もあって少し緊張感がある。 そういう場合を想定して一時的にオートロックを解除する方法があるのでゴミ捨てのときなんかは鍵を開けっぱなしで出たりしています。

スマートロック、どこのがいいとかは比べてないので分からないのですが、マジで楽なので今すぐ導入した方がいいと思います。

store.google.com

次にスマートドアベル。最近は Amazon が買収した会社のやつが出ていたりするけれど、見た目がお洒落な Google の Nest シリーズのものを購入した。 問題はお洒落すぎてインターホンだと認識されなくて押してもらえないことがあることです。

これも便利で人間が近づくとボタンを押す前に通知がなって接近を知らせてくれる。インターホンが鳴ったタイミングでは相手の素性がだいたい把握出来ているので落ち着いて対応できる。 ただし、精度がよいので廊下を人が通っただけで反応するのでノイズが多いのと、プライバシー的にちょっと問題がある気がしている。 反応するスペースを設定出来るらしいが、廊下が狭いのであんまり意味ない気がして試していない。やってみたら変わるのかもしれない。

また外出先からも応答が出来るので、家にいる風を装って荷物を玄関に置いておいてもらったり出来る。 不在にならなくて助かる。別府の配達の人は置き配設定していても置き配してくれないので地味に助かっている。

賃貸で工事が出来ないので壁には両面テープで貼り付けていているが、うまく張り付かずに何度か落下してしまっている。 結果、レンズがボロボロになっていて真ん中当たりが白くかすんでしまったので、ちょっと見にくいし対象者判定にも影響が出ている気がする。 こんな悲劇を繰り返さないためにもみなさんはしっかり貼り付けてください。

この2つで玄関が驚くほど快適になるので迷っている人は早く導入しましょう。 細かい話とか直接聞いてもらったら答えられます。

「macOS カーソル強制バインディングのすすめ」の最近の様子

qiita.com

この記事を読んでから実践してきたのですが、今回新しいPCに変わって設定しなおそうとしたら karabiner-elements がアップデートされていてなんかかっこいい感じになっていて UI からは JSON のインポートが出来なさそうな感じになっていました。(本当は出来るのかもしれない)

モダンな方法では Web サイトから探してインポートするようになっているみたい。

ke-complex-modifications.pqrs.org

探してみたら Emulation Modes のカテゴリに Ctrl+p/Ctrl+n to arrow up/downKey Specific のカテゴリに Ctrl+b/Ctrl+f to left/right arrows というのが見付かるので、これらをインポートして有効化してやる。

そうすると無事にカーソル強制バインディングが実現できる。

別府市に引っ越しました

f:id:Sixeight:20220727092958j:image

 

貴方がこのブログを読んでいるということは、私はもう京都にはいないでしょう。

 

去る2022年7月22日、長らく住んだ京都市を離れて、別府市に移住しました。

京都府亀岡市に産まれて、これまでの人生の全てを関西で過ごした僕ですが、初めて関西を出ることになりました。

 

理由は「そこに温泉があったから」です。

 

長らく自宅で仕事をするうちに広い家に引っ越したくなってきて、当初は京都市内で家探しをしていました。

しかし、よく考えると別に同じ土地に住む合理的な理由はないなと考え始めて、生活費が安い地方も候補に入れたというのがきっかけでしたが、その後、プライベートな理由で九州という選択肢が出てきて、その中でもやはり温泉がある別府というロジックで決まりました。

 

町の下見には行ったものの家はその時に決まらなかったので、現地に行かずにいきおいで契約しました。結構ドキドキしていたのですが、問題もあるものの概ね快適で満足しています。やっぱり部屋数が多いのは正義。

 

もちろん引っ越してから毎日温泉に入っていて、お肌すべすべかつ疲れがかなりなくなっています。市営の温泉なんて200円ですよ。入らない理由がない。

 

想定していたよりも移住は成功で、とても愉快に暮らしています。

皆さんも土地にしばられない暮らしをしてみませんか?

 

P.S.

仕事については残念ながらフルリモートが認められなかったので現職を退職することになりました。8月から新しい職場で働きます。月一で東京にも行くことになったので東京の人もよろしくお願いします!