ちなみに

火曜日の空は僕を押しつぶした。

母が運転する車に乗っていた。後続車がどんどん追い抜いてきて、何か変だと思っていた。あまりにも抜かれるので嫌な予感がして路肩に寄せる。坂を下ったところに葬式の列が見えた。嗚呼なるほどと思って坂を下る。親戚の顔が並ぶ。そのまま進むと崖から落ちたであろう車がひっくり返っている。同じ車種だ。覗き込むと自分が死んでいるのが見えた。