ちなみに

火曜日の空は僕を押しつぶした。

2009年ふりかえり

先日行われたとある忘年会にて2009年をふりかえるLTをしてきました。

今年はぼくにとって転機となる年でした。
この先どちらに転げようがそれだけは変わらない事実です。

3月にシリコンバレーに行きました。
そこで見て、聴いて、触って、感じたことは僕を大きくゆさぶりました。
大きくひらけた可能性を見たと、同時に大きな大きな壁を感じました。
それを乗り越える勇気は僕にはなかった。でもだからと言って戻るための道はもうなかった。
僕はすばらしい道を歩き始めたと同時に、同時に大きな苦痛を感じることになったのです。
ただたんに逃げているだけかもしれないし、うだうだ胃うなら勝手に言ってろって状態ですが、それが僕が感じた素直な感情でした。


当然悪い影響ばかりというわけではありません。
そこではいくつかの良い教訓も得ました。
なかでももっとも大きかったのは、「やってみてから考える。」ということです。
僕は今まで何かをするまえに最悪の結果を永遠と検討しては何も出来ない人間でした。
それが、「シリコンバレーに行けた。」という事実が後押ししてくれて、いろんなことにまずチャレンジしてみることが出来るようになったのです。
その結果、新しいコミュニティに参加したら、勉強会で発表したり、イベントを主催してみたりと本当にいろんな体験をすることができました。
いまでは逆に考えずに行動してしまうことが多くなったのが唯一の反省点です。


そして次に今年の重要な出来事は、いろんなひとに出会って、別れて、コミュニケーションを取れたことです。
人見知りの激しい僕はいままでほんの一握りの気の会う人としか付き合ってこなかったのですが、今年に入ってからはいろんな人と付き合えるようになりました。
きっかけになったのは、自分がひとへの感謝を忘れているということに気づいたことです。
ぼくは一人で生きているみたいなことをずっと考えてたのですが、ある時ふとそんなわけないと気づいたのです。(当たり前のことですが。)
ひとへの感謝の気持ちを持つようになってからはなんとなく、他人と接しやすくなり多くのひとと知り合いお付き合いさせていただくことが出来るようになりました。
特に何人かのひとには強く影響を受けることになりました。
また逆に別れも経験しました。これには深くは触れませんがこのことがぼくに与えた影響は予想以上に大きかったと思います。
出会いもあれば、別れもあって、また出会う。この流れの中で自分が固まっていくんだなというのを強く感じました。


最後に大きかったのが、「しあわせ」について考えるようになったことです。これはPFP関西ワークショップ#20での平鍋さんの発言につよく影響されています。あの日いらいひとのしあわせについて考えることが多くなったような気がします。
そして、それはぼくがこれから一生かけて考えていくテーマだと思っています。


さてふりかえりはここまでにして、来年の話です。
ついにぼくも干支を2回りしました。猫年という都市伝説もありますが寅年ですね。
2010年はたぶんぼくの人生の岐路になると考えています。
すくなくとも何かを選択しなくてはなりません。
そのためのキーワードは「触媒」だと考えています。
化学反応を促進する役割を担うのが「触媒」です。
ぼくはそんな「触媒」となってひととひととが反応して良い結果を出すのを手伝えるような人になりたいと思います。
そしてひとをしあわせにするという大きな目標に向かって一歩を踏み出すのです。


ひとをしあわせにするには自分がしあわせにならなくてはいけません。
今年は最後の最後になって暗い気持ちになってしまい、だめなことばっかり言っていましたが、来年は前向きに生きたいと思います。
まずは身近なひと。自分と自分の近くのひとたちをしあわせにしようと思います。


それではみなさん良いお年を!
またお会いしましょう。